納入実績
高圧受電設備の更新に伴う変圧器の低濃度PCB無害化処理
既設キュービクルを撤去/処分するにあたり変圧器に低濃度PCB含有 無害化処理が必要
従来からお取引のあるお客様から紹介頂いたお客様に、高圧受電設備の更新に伴う変圧器の低濃度PCB無害化処理のご提案を実施させていただきました。
 
 工場改築に伴う建設工事で従来の高圧受電設備(キュービクル)を撤去処分されようとしておられましたが、
 キュービク撤去の際は、PCB(Poly Chlorinated Biphenyl:ポリ塩化ビフェニル)の有無を確認する必要がございます。
 PCBは人工的に生成された油状の化学物質で、環境汚染や、人体に影響を及ぼす危険な物質となります。
 現在では、PCBの製造や輸入は禁止され、1972年には製造も中止されていますが、昔からご使用されている機器では
 PCBが含まれていることも多く、撤去の際には注意が必要です。
 
 キュービクル撤去のお話をされている際に、当社より上記の注意点をご説明したところ、
 内容を詳しく把握されておりませんでしたので、当社にて検査を実施させていただきました。
 
 【ご使用機器】
 メーカー:中立電機(株)
 型式:単相変圧器SS0-CL 30KVA 1978年製造
    三相変圧器 50KVA 1983年製造
低濃度PCB検査から処分・申請手続きまで請負
当社のエンジニアにて、PCBの検査を実施したところ、三相トランスと単相トランスに低濃度のPCBが含まれていることが判明いたしました。
 PCBが含まれている場合は、撤去の際に決められた方法で対応をすることはもちろん、
 法律により定められた期限(2027年3月)までに適正な処理をしなければ罰則をうける規定もあります。
 
 今回は、低濃度PCBの検査から処分・申請手続きまで当社にて一括でご対応させていただきました。
 
 結果、問題なく撤去が出来たと同時に、法令遵守にも繋がったとお喜び頂いております。
 工場内や他工場のキュービクルに関してもPCBの検査をしてほしいとご相談を頂き、
 順次、実施をさせて頂いております。
 
 本事例のように、何気なくお使い頂いている機器・設備に関して法律上で様々なルールが定められている場合がございます。
 このような場合は、適切な処理を行わなければ罰則をうけ、社会的な信頼を失う事態にも繋がりかねません。
 
 当社であれば、PCB検査・撤去等の豊富な実績がございますので、
 お客様のお手を煩わせることなく、処理を完了させることが可能です。
 今回のように、工場内の設備の一斉検査や、定期的なチェック等もご対応できます。
 
 キュービクル以外にも、ご使用されている設備でお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。


 
  
  
  
  
  
  
  
 