納入実績

電気ヒーターからヒートポンプ切り替えによる電気代削減

施工対象 :

ヒートポンプ

施工分類 :

設置工事

メーカー :

東芝キャリア

型式   :

HWC-H1401S

業界   :

自動車部品メーカー

施工納期 :

施工内容 :

ヒートポンプ設置工事

ランニングコスト、CO2削減が急務

自動車部品を製造しているお客様から、洗浄工程の薬液の加温に関してご相談を頂きました。
こちらの部品工場では、洗浄機にて製造部品の脱脂をしており、その際に薬液を加温する必要がありました。
電気ヒーターを用いて加温を実施されておられましたが、昨今の電気代金の高騰もあり、ランニングコストの削減及びCO2削減が望めるアイテムをお探しの状況でした。

CO2の削減は、「省エネ」「脱炭素」の観点から、非常に需要が高まっているニーズでもあります。
2020年に宣言された「2050年カーボンニュートラル宣言」を受けて、大手企業のみならず
サプライチェーン全体へのCO2削減が求められています。

ヒートポンプへの切り替えでランニングコスト・CO2削減を実現

電気ヒーターからヒートポンプへ運転転換することで多くのメリットを得ることが出来ます。
≪メリット≫
・電気エネルギーの効率化
 ヒートポンプに電気(燃料)を1kW投入したとき、何kWの熱を供給できるかを表す指標であるCOP(成績係数)で表すと、
 電気エネルギー1を2・3・4に効率的に活用することが可能です。

・排熱(冷風)の効率運用
 排熱(冷風)を暑熱対策として用いる事でエネルギーロスを最小限に抑えた効率的な活用が可能です。

ヒートポンプのデメリットとして、設置スペースが必要になる点があげられますが、
上記のような得られるメリットを考えると、ヒートポンプに置き換えるメリットはデメリット以上に大きくなります。

ヒートポンプとは気体の圧縮に伴う温度上昇や、膨張に伴う温度低下の性質を利用して、熱を必要な場所に移動させる技術のことです。
ヒートポンプは熱を移動させるだけで、作るわけではないため使用するエネルギーが少量で済み、省エネを実現する技術として注目を浴びています。

今回は、そんなヒートポンプの技術を活用することで、省エネルギーで薬液の加温を行うシステムを提案いたしました。
使用条件にもよりますが、ヒートポンプを活用することでランニングコスト・CO2排出量共に、60%ほどの削減を見込めました。
非常にメリットの大きい提案であったため、投資費用も4年ほどで回収できると、お客様にご発注頂くことが出来ました。

【提案内容】
メーカー:東芝キャリア
洗浄機4台の熱源転換 1台当たり既設状況:EH8KW×2本
1台当たり提案機器:循環加温ヒートポンプ14KW×1台

本事例のように、工場設備のランニングコストの削減に加えて、省エネ・脱炭素の取り組みで
お悩みをお抱えのお客様はおられませんでしょうか。

省エネ設備の豊富な提案実績を持つ当社であれば、お客様の使用設備の状況から
最適な機器の提案を行うのみならず、導入・据付まで一気通貫で対応することが可能です。

工場の省エネ・脱炭素でお困りのお客様がおられましたら、是非当社にご相談ください。


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