キュービクル・高圧受変電設備

Q:キュービクルの低濃度PCB「2027年問題」とは?調査・処分の進め方

回答

結論:低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む変圧器・コンデンサは、PCB特別措置法により2027年3月31日までに処分を完了しなければなりません。おおむね1994年以前に製造された絶縁油入りの機器は含有の可能性があり、絶縁油の分析で判定します。期限直前は分析・処分の予約が取りにくくなるため、キュービクル更新と合わせて早めに進めるのが現実的です。

「2027年問題」の中身

  • 高濃度PCBはすでに処分期限を過ぎています。
  • 低濃度PCB(0.5mg/kg超〜5,000mg/kg以下)は2027年3月末が期限。
  • 期限後も保管を続けると法令違反となり、処分費用が上がるリスクがあります。

対象になりやすい機器

  • 1994年以前製造の油入変圧器
  • 高圧進相コンデンサ(油入)
  • 直列リアクトル、OF ケーブル

銘板で製造年とメーカーを確認し、メーカーの「PCB 含有の可能性」判定表と照合します。

進め方

ステップ内容
1. 銘板調査製造年・型式から対象候補を抽出
2. 絶縁油の分析通電中でも採油できる場合あり。1台あたり数万円
3. 判定含有が判明したら保管届・処分計画
4. 更新工事新しい変圧器に交換し、旧機器を抜油・搬出
5. 無害化処理環境省認定の処理業者へ委託。証明書を保管

キュービクル更新と同時に行うメリット

更新工事の停電時に分析・抜油・搬出を一括で行えば、停電回数を増やさずに済みます。三和電材では、高圧受電設備の更新に伴う低濃度PCB変圧器の処分をお手伝いした実績があります。

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