キュービクル・高圧受変電設備

Q:太陽光発電とキュービクルの連系|高圧連系で必要な設備と自家消費のポイント

回答

結論:出力50kW以上の太陽光発電を工場で自家消費する場合、既設キュービクルに連系用の遮断器と連系保護継電器(逆電力継電器 RPR・地絡過電圧継電器 OVGR など)を追加する改造か、連系対応のキュービクルへの更新が必要です。新設・更新のタイミングで太陽光の計画を設計に織り込むと、後から改造するより費用と停電回数を抑えられます。

高圧連系で必要になる設備

  • 連系用遮断器(VCB)と連系点の保護継電器
  • 逆電力継電器(RPR):自家消費で系統へ逆潮流させない場合
  • 地絡過電圧継電器(OVGR):系統側の事故検出
  • パワーコンディショナ(PCS)と昇圧変圧器(PCS の出力電圧による)
  • 電力量計・監視装置

既設キュービクルは改造できる?

筐体内に予備スペースがあり、機器が更新推奨時期内であれば、連系盤の追加で対応できることがあります。15年以上経過した設備は、太陽光導入を機に本体更新と同時に連系対応するのが一般的です。

手続き

中部電力パワーグリッドへの系統連系の申込(接続検討→契約)と、保安規程の変更(発電設備の追加)が必要です。連系協議には数か月かかるため、工事計画の初期に着手します。

愛知県での実例

三和電材では、工場新設時に太陽光発電の設置と合わせて高圧受電設備を施工し、発電した電気を自社内で消費する目的に合わせてオムロン製の自家消費専用保護継電器を採用した事例があります。太陽光・蓄電池との連携を見据えたキュービクルの設計・施工を、最初の設計段階からご相談いただけます。

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